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どんべえとは、作家のムツゴロウこと畑正憲(はたまさのり)が飼っていたメスのエゾヒグマのことである。どんべえは野生出身で、1970年-1971年の冬ごろに生まれ、1973年の冬まで2年間、生存した。 1971年、畑正憲が北海道の無人島である嶮暮帰島(けんぼっきとう)に移住する際に、かねてからヒグマと暮らしたいと思っていたところ、猟師より譲り得られたため、飼育を始めた。 畑が無人島に建てた住居は、地元民(漁師など)の手作りの平屋一部屋で狭く、一室(居間)内で子熊と同居する格好となった。居間を柵で分け、どんべえの寝床を作った。〔『ムツゴロウの無人島記』〕 母熊と過ごした期間の長かったどんべえは最初は畑にさえ懐かず、畑に何度も噛みついた。一月ほどして畑正憲が裸でどんべえの部屋に入り、そのままごろ寝をしたところ、どんべえは畑を舐めはじめ、懐いたという。〔『人生の贈りもの』 朝日新聞〕 また、畑正憲の娘(当時、小学校低学年)も、どんべえに引き綱をつけて、一緒に散歩をした。〔 畑正憲の無人島生活は1年間で終了し、対岸の浜中町に転居する際、畑は家族の不慮の事故を懸念したため、どんべえを専用の飼育舎で飼うことにした〔『続・ムツゴロウの無人島記』〕。 どんべえは畑によく懐き、畑に尻をむけながら近寄ったりしたという。また畑はどんべえの発情を確認するため麻酔無しで陰部の観察をもなしている。飼育舎内で、畑は、弟の写真家・愛称“ヒゲ”の撮影で、大きくなったどんべえと格闘する遊びまで行っている。また、成体のヒグマとかわらないほど育ったどんべえの自立のために、どんべえを殴って、子別れをしたという。〔『さよならどんべえ』 角川書店 (1981/12) ISBN 978-4041319116 〕〔 1973年冬、3度目の冬籠り(冬眠)に入ったどんべえにおやつを与えに行った畑が、どんべえが死んでいるのをみつける。畑自ら執刀して死因を調べたところ、気管支に寝藁がV字に入り込み出血したためであった。〔 == 作品 == *テレビアニメ『どんべえ物語』 (1981)〔TV アニメ どんべえ物語 - allcinema 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「どんべえ (エゾヒグマ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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